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2020.08掲載
奈良県 吉野町

狐忠信の碑

時代を越えてさまざまな舞台の中心となった“奈良県・吉野”。
『義経千本桜』の主人公のひとり“狐忠信”の碑があると知り吉野山へ向かいました。
“狐忠信”の正体は、静御前の持つ“初音の鼓”の皮に使われた狐の子。
母を慕うあまり、義経四天王の一人、佐藤忠信に化けて、静とともに旅をしていました。
その狐をしのぶ碑は脳天大神に向かう参道にあります。
蔵王堂横の階段を降りること445段、「狐忠信霊」と彫られた石碑がひっそりと建っていました。
碑の後ろの崖から、今にも狐が“ひょっこり”と出てきそうです。

2020.08掲載
千葉県 木更津市

与三郎の供養墓・こうもり安の墓

「切られ与三」と異名をとった与三郎のお墓が、ゆかりの地・木更津の光明寺(こうみょうじ)に建てられています。
『与話情浮名横櫛』 は運命的な出会いをした与三郎とお富の変転を描いた「世話物」の代表作。
「しがねえ恋が情けの仇」から始まる名ぜりふは聞きどころです。
歩いてすぐの選擇寺(せんちゃくじ)には、相棒の「こうもり安」のお墓もあります。
劇中では、すっきりした与三郎に対して、少々野暮な雰囲気の「蝙蝠の安五郎」ですが、実際はなかなかの男ぶり、天性の美声で花柳界の寵児と言われるほどの人物だったとか。

2020.07掲載
島根県 石見

石見神楽(いわみかぐら)

島根県西部(石見地域)に伝承される神楽のひとつで、島根県大田市の石見地方を代表する郷土芸能で、演目は30を超えます。
その年の豊作・豊漁・無病息災を祈願し、神々に捧げる儀式として古くから舞われてきました。
また、歌舞伎の演目でヤマタノオロチで知られる『日本振袖始』(にほんふりそではじめ)として平成26(2014)年3月に歌舞伎座の柿葺落興行の最後を飾りました。
現在も石見地域のお祭りやイベントには欠かせない伝統芸能として、世代を問わず人々の生活に息づいています。そのような姿から、日本遺産に認定されました。

※日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」として文化庁が認定する制度です。

2020.07掲載
島根県 太田市

大田市の一日漁(いちにちりょう)

一般的な底引き船は、出漁すると3日から1週間帰港しませんが、大田市の一日漁は「早朝に出港し、近海で漁を行い、その日の夕方に水揚げを行う」漁の形態で鮮度は抜群です。
水揚げされた魚は夕競りにかけられ、今では北陸地方の一部と、ここ島根県大田市だけに残る希少な漁形態になりました。